教育子育て委員協議会の開催~小学校給食無償化事業を含む全12件~
先日、私が所属する教育子育て委員協議会が開催されました。
今回は来年度予算にも関わることが多く、どの委員協でもかなりの案件数でした。
■教育子育て委員協議会での案件内容
1.こども計画の策定について
2.子どものSNS相談事業の拡充について
3.まるっとこどもセンター(こども家庭センター)について
4.幼保小の架け橋プログラムについて
5.令和6年度教育委員会事務局機構改革の実施について
6.市立小学校の水泳授業における民間活力活用に係る今後の方向性について
7.小学校給食無償化事業について
8.枚方市立生涯学習交流センター・枚方市立市駅前図書館の指定候補者の選定について
9.不登校対応の強化について
10.枚方市の支援教育に係る現状と今後の取り組みについて
11.総合型放課後事業の現状と今後の取り組みについて
12.GIGAスクール構想の推進における1人1台端末更新に向けた進捗状況の報告について
https://www.city.hirakata.osaka.jp/0000045365.html#link-kensetuiinkyo
各資料は上記の通りです。
その中でも1つ抜粋して内容のご説明を。
今回の委員協議会等で説明があったものを含めた来年度予算として可決され正式に事業として進んでいくことになりますが大枠の方向としてご理解頂ければ幸いです。
■小学校給食無償化事業について
我が会派からも長年要望をしていた内容ですが、こちらも進みだしております。
https://www.city.hirakata.osaka.jp/cmsfiles/contents/0000045/45365/07_777777.pdf
そもそも昨年12月に閣議決定された「子ども大綱」の基本方針内で「子育て当事者の経済的な不安に対する支援や給食費の無償化について、今後課題整理等を行っていく旨」が記載されており、市として特に直近続いている物価高騰の状況などを鑑みて小学校給食の食材費を市が負担することで給食費の無償化を行うものです。
【内容】
●小学校の給食費(3,800円/月:令和5年度(2023年度)時点)を市が負担する
●学校給食会に対する食材調達に係る負担金交付により行う
●給食無償化の開始は令和6年度の2学期より
※4月より小学校給食費無償化の周知が始まります。保護者の皆さんへは5月以降に順次周知が行われる予定です。
【事業費・財源、コスト】
事業費:5億1,338万円(3,800円×19,300人×7か月) ※来年度分
財源 :一般財源5億1,338万円
※扶助費として事業費の約2割程度の財源が見込まれる予定
※小学校分:7億7,900万円/年(現給食費のまま令和7年度(2025年度)ベースで試算)がランニングコスト等で算出されています。
※令和6年度(2024年度)は、別途物価高騰分として「学校給食費支援事業補助金」を継続
多くの保護者の皆さんより期待をされてきた事業ですが、ようやく実施の目処が立ってきており、職員の皆さんにも財源の確保を頂き敬意を表します。
一方で大きな事業になるため【長期財政シミュレーション】は大丈夫?
と思われる方もいらっしゃると思いますのでこちらも。https://www.city.hirakata.osaka.jp/cmsfiles/contents/0000045/45365/09_soumu.pdf
こちらは総務委員協議会で出ていた【長期財政の見通しについて】という案件で、概要の抜粋ですが、
———
京阪本線連続立体交差事業や枚方市駅周辺再整備事業といった投資的事業が集中することや、新たに実施を予定している小学校給食の無償化などに要する経費を反映していますが、実質収支については期間の前半では20億円台の黒字を維持し、後半では10億円台の黒字を維持することができると見込んでいます。
———
勿論、何が起こる変わらない社会情勢ではありますが長期シミュレーションを行う中でこうした投資的事業を積極的に行うことができる状況にあります。
今回は他にも多数の案件が扱われていましたのでまた順次ご説明ができるように準備してまいります。
もうすぐ3月議会も開始しますが、引き続き丁寧な情報発信を意識してまいります。