子育て世帯の時間的支援について(12月定例月議会一般質問抜粋①)
12月18日に一般質問を行いまして、詳細な内容をこちらにてアップさせていただきます。
尚ブログ内の一般質問QAについては読みやすいよう抜粋していることをご了承ください。
■子育て世帯への時間的支援について
共働き世帯が増加している現状を考えると、ライフイベントやキャリアと育児を両立していくためには行政支援の強化は必須だと思います。
現在本市においては「ファミリーサポートセンター事業」というものがあり、子育て経験をお持ちの方等で市の講習を受講された提供会員がサービスを希望する依頼会員の子育てサポートを行うという内容(預かりや送迎など)ですが、依頼会員が増加の反面、提供会員数は横ばい状態が続いています。
幸いサービスが受けられないという方は出ていないようですが、エリアの偏りなどもあることは想像に難くありません。
また、サービス内容は国の補助金事業のため子どもの預かりや送迎に限定されています。
一方、子育て世帯の共働き化は増加をしております。
内閣府男女共同参画局の調査によると「子供ができても、ずっと職業を続ける方がよい」と考える女性は20代の6割、30代の7割となっています。https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r05/zentai/html/zuhyo/zuhyo00-02.html
https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r05/zentai/html/zuhyo/zuhyo00-06.html
加えて、第2期枚方市子ども・子育て支援事業計画における保護者向けアンケートでは
「仕事や自分のやりたいことなど自分の時間が十分に取れないこと」と「出費がかさむこと」
の2つが子育ての悩みとして上位に挙がっています。
※枚方市ホームページより第2期枚方市子ども・子育て支援事業計画から抜粋
https://www.city.hirakata.osaka.jp/cmsfiles/contents/0000030/30134/zentai_kodomokeikaku.pdf
それぞれの調査からも分かるように子育てと仕事との両立というものは極めて重要です。
本市の経済的支援については、市独自の第2子以降の保育料無償化など実現していることや我が会派からも給食費用の無償化、教育バウチャー券の実現などの提言をしておりますが一方でこうした時間的支援についても議論すべきだと考えます。
日々の生活の中で少しでも「自分」の時間を持つことは重要です。
心のゆとりや子ども、家族との向き合い方などの変化だけではなく、リスキリングやキャリアの見直しなど、時間を生み出せるとしたらどうでしょう。
私は会社員時代には転職支援コンサルを10年以上行ってまいりました。
転職を検討される方の殆どが就業中の方ですが、
・そもそも時間がなくて活動ができない
・子どものことを考えて正社員の仕事は諦めたい
など時間や子育てを理由にチャレンジができない人は多くいらっしゃいました。
上記は一例ですが、
子育てが経済的にも時間的にもペナルティのようにのしかかるような社会は変えるべきです。
他市では民間企業との提携を行い家事代行サービスを活用できるような施策をおこなっている自治体も出ています。内容としては3歳未満のお子様がいる家庭などに限られていることからもっと踏み込んでも良いかと個人的には考えていますが、魅力的な施策だと思います。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000091.000044940.html
※他にも魅力的な家事支援など時間的支援をされている情報があれば是非お寄せください。
今後本市においても議論を進めていくためにも市民の皆さまより幅広くご意見を集めております。以下URLにてご覧いただければ幸いです。
https://the-issues.jp/politician/profile/TGsqbYdbIIhciyje6EMFuTJdYW22
■一般質問について
他の質問内容や細かなやり取りについてはこちらにてまとめております。
どうぞよろしくお願いいたします。