台風等災害時における家庭ごみの対応について
この度の台風7号により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
枚方市内においては幸い大きな被害を聞くことがありませんでしたが、台風における避難所の設置や公共交通機関の運休などはもはや当たり前に起きており以前と比較をしても日頃のマニュアル等を見直すべき場面は多いのかもしれません。
さて、表題の件ですが複数の方からもお問い合わせをいただき私自身気になることでしたので備忘的にこちらにまとめておきます。
■台風7号時における枚方市の家庭ごみの収集について
https://www.city.hirakata.osaka.jp/0000048542.html
終日家庭ごみの収集がストップしてしまうというのは本当に珍しいことです。
※恐らく今回は北河内地域においては枚方市のみ?
<経緯>
14日日中時点では【予定通り】回収見込み(市発表)。
翌15日AM8:00時点で最終判断
↓
15日AM8:00時点で【中止】を決定。
今までの台風時の対応では台風通過前後での家庭ごみの収集を行われていました。
■今回の台風の特異な点で判断が非常に難しかった
・台風の速度が時速10~15kmと非常に遅いもので、暴風圏を抜けるタイミングが読みづらい
・最接近が正午頃とされていたものの、早朝7時頃の時点ではかなり強い風になっていた(通過前の回収が危険)
上記より通常であれば台風通過の前後で回収しているものを中止と判断されました。
私としては収集をされる皆さんの安全確保を考えると中止そのものは問題ないと思います。結果的に報道で心配されていたような被害は枚方市においては起きませんでしたがそれは結果論のため。
ただ問題点は
1.マニュアル等がなく、過去の事例を元に判断をするしかない状況であること
→ざっと調べてみたものの台風時のゴミ出しルールを明確なマニュアルを持っている市は少なさそう。
2.結果的に朝8時以降の広報になったことに加え、周知不足であること
→台風前日に広報をされ全市民へ情報が伝達されることは難しい。
※また細かな点ですがAM8時時点でHPでは情報発信はあったものの公式LINEではAM9時頃の発信でこの時間差は問題では?
台風は多少のズレはありますが、かなりの精度で進路予想がされています。
つまり緊急時のマニュアルを整理して早期に伝達をすることが求められます。
近年の豪雨、台風等の自然災害は年々増加、規模も大きくなっており、「去年こうだった」が通用しにくい状況にあります。
台風等の災害時の家庭ごみの扱いについては市民生活においても重要であり、衛生面からも明確な線引きを持つことが重要だと考えます。
今回のことを元に市民の皆さまも運営をしていただいている職員及び委託企業の皆さまも安心して台風時に対応できるように継続して発信をしてまいります。