保育所利用における保護者負担軽減(令和6年9月一般質問) | 大浜ようすけ – 大阪維新の会 枚方市議会議員
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保育所利用における保護者負担軽減(令和6年9月一般質問)

今回の内容は【保育所利用における保護者負担の軽減について】を解説します。
こちらは私の公約の1つでもあり、共働き世帯が増加している枚方市において保護者負担をどのように軽減するかという点に提言をしてまいりました。

内容についての簡単な解説動画はこちら。

    枚方市の保育所事情について

    枚方市では(公立保育所にて)過去様々な取り組みが進んできています。
    保育ICTシステムの導入(遅刻・欠席連絡や入退室管理や行事予定など)。
    オムツのサブスク
    などや申し込み前段階のサポート【保育コンシェルジュ】など進めてきています。

    こうした多くの取り組みが評価され民間企業の【保育施設に子どもを預けやすい自治体ランキング】という調査において、枚方市は大阪府の1位に選出頂いています。

    そして今回新たに【午睡用布団のリース】の施行実施が開始されます(公立保育所)。
    これは伏見市長の市政運営方針において発表された中にも明記されておりそれがいよいよ進み出します。(これはタイミングも重なったため私の提言で。というわけではないのですが大変嬉しい話です)
    実は私も公約として保護者負担軽減を目指した完全手ぶら登園を提言しており枚方市としてしっかりと取り組んでいただいていることを嬉しく思います。

    午睡用布団のリースって?

    保育所では通常、毎週月曜日にお昼寝用(午睡)布団を持っていき、金曜日には洗濯のために一度持ち帰るということを保護者は行っていただいています。(園によってはコットという簡易ベッドが導入されており、掛け布団だけというところもあります。)

    ただこれはお子さんが2人いれば2組の布団になりますし、車送迎ができない場合はかなり負担が大きい。さらに言えば雨の日なんて最悪です・・。

    今回はこの負担を軽減するための施策として公立保育所において【午睡用布団のリース】の施行実施が開始されることになりました。
    この仕組みのポイントは2点。
    1.保護者と事業者の直接契約であること(≒市からの持ち出しはない)
    2.上記からやりたい方が選べるようになっていること

    ここにあります。枚方市では全国に先駆けて2人目の保育料無償化などを進めておりこうした踏み込んだ取り組みもできやすいという背景もあります。

    今後施行実施を行うことでどれだけのニーズがあるのかが見えてきて、結果民間園などもそれを参考にサービス導入を検討いただけると嬉しいです。

    一歩踏み込んだ提言を。

    午睡用布団のリースについては期待を寄せていますが、私としてはその先には【完全手ぶら登園】の実現を目指してほしいと要望しています。
    お子さんのお着替え、食事用エプロン(手洗いしてからの洗濯は大変)、その他備品関連など自宅での見えない家事から保護者を開放して負担軽減を図ると共に、お子さんとの時間を創出するという考えを持って力強く推進していただきたいと思います。

    ただその前提としては【保育所への負担】を考えた制度設計にすることは極めて重要です。
    今回の一般質問では触れていませんが保育士確保において私の考えは経済的支援と業務負担軽減が同様、もしかすると業務負担軽減の方が(本質解決のために)重要ではないか?と考えています。

    私の根本的な考えとしては子どもを育てることは社会全体の大きなテーマであるという認識であること。共働き世帯が増加することなど性別や年齢関係なく、キャリア実現のために向き合っていく社会が望ましいということ。
    があります。

    そうなった時に保護者が保護者でないとできない家事育児以外はアウトソーシングができるような仕組みは大切だと思っています。家庭内に存在する隙間時間を少しずつでも削っていくことや、そもそもそういったものを活用しても良いのだということを是非社会全体のテーマにしたいです。
    過去の一般質問でもその点に触れています。
    働く世帯が求めることは?
    子育て世帯の時間的支援について

    保育所の今後について

    保育の2025年問題というものを聞いたことはありますでしょうか?
    厚労省は2025年に保育園ニーズはピークを迎えるという指摘をしています。
    枚方市においてはそれはまだ先ですし、隠れ待機児童問題についてもまだ向き合う必要はあると思います。それでもそういった波は遅かれ早かれ来ます。
    他府県では少子化が理由で保育園の閉園が決定しているところも出ています。

    そういった課題解決の一つにこども園可なども挙げられますし枚方市でも議論はしていただきたいと思っています。私は違うアプローチで枚方市に来れば、仕事や家庭への影響が極めて少ない環境で子育てができるんだ。そういった社会が実現されているんだというメッセージを出していくためにこうした手ぶら登園や時間的支援というお金ではないところでの見えない支援の強化の重要性を訴えています。

    今後も市民の皆さんのニーズにしっかりと耳を傾けながら先を見据えた提言を続けていきたいと思います。

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