教育子育て委員協議会/教員不足・今後の部活動など
9月15日に教育子育て委員協議会が開催され以下3つの案件を協議いたしました。
1)中学校全員給食に向けての可能性調査及び施設整備等における進捗状況について
2)教員不足による学校運営上の課題への対応について
3)今後の中学校部活動の在り方について
それぞれの会議資料は下記よりご覧いただけます。
https://www.city.hirakata.osaka.jp/0000045365.html
さて、中学校全員給食に向けては途中報告を受ける形であり今後さらなる詳細が出てまいりますので都度ご紹介をさせていただきます。
2)教員不足による学校運営上の課題への対応について
については
○教員不足が少人数学級編成などの枚方市の独自の教員加配に影響がどのように出るのか。(実際不足感は既に出ている状態)
https://www.city.hirakata.osaka.jp/0000001463.html
→(私の考え)子どもたちのためにきめ細やかな教育提供のためにも続けるべきではあるもののそもそもの教員が不足する中で維持だけをゴールにすると他にも影響が出るのではないか?
○講師任用に対して計1,000件アプローチをして10名採用に至っているがその分析と次年度以降の改善についてはどう行うのか。
→(私の考え)採用において様々な手法は取り組まれているものの、教員の「ブラック化」というイメージだけが(内外共に)先行しており、その点の可視化がなされていないのではないか?
つまり、業務量の負荷なのか、精神的負荷なのか、はたまた給与面なのか。理由は複雑に絡んでいるはずだがそれを可視化して優先順位をつけながらブランディングを行う必要があると考えます。
逆に、理由を感覚で決めつけてしまうことは極めて危険だと考え今後この点は引き続き調査してまいります。(例えば、給与問題だ!と言うことは簡単だが、エビデンス含めて皆で共通認識を持つことが重要)
どちらにしても人材確保はどの業界でも極めて重要で課題のある話です。
教員に限らず、公務員の人材不足(母集団形成ができない)は近い将来起こると思います。
枚方市の事業(とりわけ子どもに影響が出ないよう)が問題なく進んでいくように取り組みの改善や検討を要望しております。
3)今後の中学校部活動の在り方について
こちらについては、
そもそも生徒数の減少などが理由で部活動が年々減少しています。
結果的に子どもたちの経験できることの幅が狭くなってしまうことなど問題が表面化しております。そのため部活動の地域移行などを行った時の効果やリスク。
また学校単位で行われていた時と比較をすると、学校と地域のどちらが責任を持つものになるのかなどの協議を行っております。
過去のアンケートからも子どもたちに様々な経験を通じて学びを得てもらいたいというものは多くの保護者の皆さまに賛同を得ていると認識をしており、今後子どもたちにとっても多くの選択肢が生まれるように安心できる仕組み作りにつながるよう他市の先行事例なども参考にこちらも要望をしてまいります。
私が所属している教育子育て委員協議会については本当に単純な正解。というものはなく、長い議論を経て少しずつ進めていくことになります。
またご家庭や子どもたちの立場によってそれも受け取りが異なることもあると思います。私も2人の子どもを育てる父親として子育ての当事者としての意識だけでなく、できる限り多くの市民の皆さまの声に耳を傾けながら子どもたちの未来のために精一杯知恵を絞っていきたいと思います。