子育て世帯の転入促進の鍵はハードとソフトの両輪? | 大浜ようすけ – 大阪維新の会 枚方市議会議員
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子育て世帯の転入促進の鍵はハードとソフトの両輪?

今回の一般質問の1番最初の内容として【子育て世帯の転入促進】というものを扱いました。

背景は様々ございますが、今後の枚方市政を考えるといかに次世代を担う若い人たちが増えるかが死活問題だと捉えているからです。


実は枚方市は今特に若い世代の転入が増加しています。
令和2年に策定された「枚方市まち・ひと・しごと創生総合戦略」では、令和2年~5年の間で
子育て世帯の転入超過目標を1500世帯と設定をしています。

https://www.city.hirakata.osaka.jp/cmsfiles/contents/0000028/28378/dainikisougou.pdf


どうしても自然減が多くなるこの現状の中でやみくもに人口増加を目指すのではなく、将来世代にターゲティングをして増加を狙うということは適切な施策だと思います。

そして令和4年終了時点の状況がこちら。

枚方市主催の枚方市駅周辺再整備に関する市民説明会資料より抜粋。

目標値に対して若干のショートをしていますが、この少子化時代において子育て世帯が転入超過。

特に子どもの数については全国15位(大阪府下1位)という目を見張る結果になっています。

要因はいくつかあると思いますが、枚方市では特に若い世代に対しての支援事業が豊富にあることなどは上げられると思います。

https://www.city.hirakata.osaka.jp/0000037831.html

一方こうした1000世帯の超過に対してのデータがないことは改善の余地があると考えます。

要は「枚方市の何を魅力に感じて転入を決めたのか」「期待することは何か」「枚方市のプロモーションは効果的だったのか」などです。

ちなみに私の調べでは子育て世帯に特化した調査を行っている自治体は稀なのですが参考にしてみるとお隣の寝屋川市さんなどは昨年同様の調査を行っておられました。

大きな分母ではなく、モニター調査(対象:本市(寝屋川市)へ転入間もない未就学児を持つ子育て世代 20人)ということであくまでも参考値ですが、

https://www.city.neyagawa.osaka.jp/material/files/group/22/tennshutunyuuhoukokusho.pdf

※寝屋川市 転出入モニターアンケート調査報告書一部抜粋

マイホームの購入のきっかけとした転入が多いことがわかります。

また近畿圏ではない他市でも同様の順位でした。

こうしたデータから読み取れることとしては、転入を検討される世帯の動きとしては

1.そろそろマイホームを購入したい

2.通勤圏内の市町村で探してみよう

3.価格、子育て環境(支援策や学区、住環境など)と照らし合わせて最終判断

という行動になるのかもしれません。(3.で初めて該当市の特色を見る。ということ?

今後枚方市においても持続可能な都市経営を行っていくためにはこうした将来世代に選んでもらう

まちづくりが重要です。

行政のみが動くことには勿論限界があり、民間企業を巻き込んだ上で特にターゲットを明確にした

住宅供給、そして必要な施策(子育て政策)の両輪が必要です。

どれだけ子育て政策を充実させても、住宅がない(もしくは魅力的な物件がない)となってしまうと恐らく近隣の市区町村に流れてしまいます。

そして人の選択の順番は住みたいエリアor物件→政策などの市の特色だと思われます。

まずは住むエリアとしての選択に入れてもらうこと、その上で他市に負けないソフト面を持つことが重要です。

※ここで言う住宅供給とは転居/転入をされてきた方が住みたいと思う住宅(物件)があるかどうか。つまり、その住宅を供給できているかどうかという意味合いで使っています。

最後にブログのタイトルに戻りますが、

ハード面:住宅供給量

ソフト面:子育て政策など

の両輪を枚方市を選んでもらいたい人に届けるためのロードマップを今後作っていくべきです。

また個人的には枚方市はUターン(進学、就学で都心に出て、結婚を機に戻る)という方も多いと思っています。

どちらにしてもどのような方が枚方市を選んでくれているかは可視化することが次のステップになりそうです。

皆さんは枚方市の魅力を何だと思われますか?

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